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ムツゴロウ動物王国の住人の日誌です


by mutsugoro-oukoku
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ワンぱく盛り…

 昨日、そして今日の午前中とホントに蒸し暑かった。風がほとんど吹かないので気温の上昇ばかりが進み、湿度を伴っているから肌からにじみ出るように汗が噴き出す。犬たちの口は開きっぱなしで、熱交換の仕事に忙しい。

 そんな中でも、やはり若い連中は元気である。満1歳を過ぎた〝マヤ〟そして6ヶ月半になるキラの子供たちの〝フジコ(不二子)〟と、ようやく名前が決まった〝ウィル〟(映画『パイレーツオブカリビアン』、〝フライングダッチマン号〟の船長、ウィル=ターナーから付けました。)
の3匹は、百友坊トイレ裏の沼杉の木が空を覆った日陰で紫陽花の白い花が咲き乱れる涼しい斜面をベースにして、暴れまくっている。雑草をすっかり掘り返してしまっているので赤土がむき出しになり、騒げば騒ぐほど土埃が宙を舞う。それがまた楽しいらしく、飛んだり跳ねたりの繰り返しである。
 
 下の2匹に関しては今のところ好きにさせている。今は体を目一杯動かすことで体力や環境に対しての免疫力が自然と身に付く大切な時季だと考えているからだ。決して叱らず、制約もあまり与えない。ゆっくりとまわりの大人の犬たちから沢山のことを学びながら、心と体の成長を待っているのである。子犬が2〜3ヶ月の頃に、人の手に対して反応をし、時には涙が出るくらいの痛さで噛んできたことが、今になってはそれがすっかりなくなってペロペロと舐めてくれる仕草を見せるように、彼らは必ずちゃんとイイコに育っていくのである。日中は自分たちの遊びに夢中で、名前を呼んでもすぐに帰って来ないことがある彼らも、夜になると大人たちに負けじと布団の中に入って甘えながらヒトのそばで眠るのである。教えていくことは色々あるけれど、何も急ぐことはないと思っている。これから10年以上も付き合っていくのであるから…

 もちろん、これは動物王国と言う特別な環境があるからのことで、一般家庭ではもう少し飼い方が変わってくるのだとは考える。でも、あわてずゆっくりと付き合っていった方が、子供の心で成長を続ける彼らにとっては、いちばんの方法ではないだろうか…

 暦が7月に変わり、本格的な夏の季節の到来である。〝暑い夏〟を生きものたちと一緒に楽しもう!と思っている。    
                                                                                                     山本 和也
by mutsugoro-oukoku | 2007-07-01 01:00