ムツゴロウ動物王国の住人の日誌です


by mutsugoro-oukoku
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ウェールズの風

 動物王国に初めてやって来たウェルシュコーギーの“龍之介”は、明るくて元気者、小さいながらも、長毛でモコモコとしたぬいぐるみのような体をいつも飛び跳ねるように使い、短い両足を懸命に動かしながら疾風のように緑の牧草地を駆けていた。
 月日が流れ、“龍之介”は大人になった。“辰子(タツコ)”と呼ばれる可愛い彼女が伴侶として迎え入れられ、子供たちも生まれた。 
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龍之介

あきる野の王国に棲息するブッシュドッグ?“龍太郎”の父でもある。たくさんの犬たちが人と一緒に自由に暮らしている動物王国ではあるが、交配や発情の管理はしっかりとなされているのが事実だ。しかしながら、これだけたくさんのオス犬&メス犬がいる状況だと、10年に一回ぐらいはイレギュラーが発生することがある。その中の一匹がコーギーとチベタンマスチフのMIX“龍太郎”なのだ。生きものたちの子孫を残すための行動は、ヒトの想像を超える程一途で、その思いは限りなく巨大なものなのである。今を思えば、“龍之介”の血がこんな形で残っているのも嬉しい感覚で、長毛のウェルシュコーギーにいつかまた出会いたいと願っていた。
  
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                                        龍太郎
 
あきる野の地へ来たことのメリットのひとつは、私たちがより多くの人に出会えることである。そこでいつも、生きものについての話が皆で旺盛に出来ればと思っている。ドッグランを設けたのも、より多くの人&犬たちに出会えるからで、新しい仲間や王国から旅立った犬たちが集う場所になっている。
 ドッグランで“龍之介”の血を継ぐ犬に出会えたことも、嬉しい便りであった。“廉太郎”と名付けられたその犬は、私たちに懐かしさと思い出を運んでくれた。全身フサフサとした毛をなびかせて歩く様子は、父親の姿ソックリであった。そしてその“廉太郎”が今度は父親になり、3匹の女の子が誕生した。
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                                          廉太郎
 
新しい飼い主の元での、コーギーらしい気が強くて元気でやんちゃな振る舞いは、それぞれのご家庭に、温かな風を巻き起こすことを願っている。
                                       山本 和也
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by mutsugoro-oukoku | 2006-11-06 22:08