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ムツゴロウ動物王国の住人の日誌です


by mutsugoro-oukoku
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みなさん、こんにちは〜!

 昨日のもものブログで、うまく持ち上げられているのか、話のネタにされているのか微妙な紹介をされた岡田じぃ〜です。実は、最初に「じぃ〜」と呼ばれてもう二十?年たっております。
 さて、今回は私の可愛い娘(といっても、もうオバサンの域に達しておりますが)月子の話を書こうと思います。
 月子と最初に出会ったのは、平成6年の春でした。ツアーのお客さんに乗馬を体験していただくとき、私が月子の担当になりました。といっても、なりたくてなったわけではなく残っていたのが月子だったのです。
 なぜ月子が残っていたのかはすぐ解りました。歩かないのです。王国の乗馬は引き綱を曳かず、乗っていただいたお客さんに馬を操ってもらうのが基本。担当者は少し離れたところで担当馬を見ていればすむのですが、月子の場合ず〜と後ろから追って歩かないと立ち止まってしまう子でした。
 他のスタッフが立ち止まって馬を見ているときも、月子の場合は一緒に馬場をぐるぐる歩き回っているわけですから疲労度は他の人の数倍、みんなに敬遠されて残っているのも当然のことです。その日以来、私は半強制的に月子の担当になってしまいました。
 月子が豹変したのは翌年の9月、別海町の競馬大会でした。私は月子と競馬大会に出場することを考えました。他のスタッフに言うと、冷ややかな目で
「いいんじゃない」 「お笑い担当」 「仮装して出なよ」 
等々、様々な意見。
 私自身も目標は完走という低レベルのものだったので
「ま、何事も経験だから」とおもっていました。
 ところが当日、月子は3位入賞。王国スタッフをしばし呆然とさせてしまいました。そしてその日以来、月子がお客さんを乗せて自分から歩くようになったのです。何が彼女を変えたのか、未だに解りませんが、翌年の競馬大会から、月子でレースに出たいというスタッフが増え、残り物の月子が王国馬チームのエースになりました。
 そして、昔から「残り物には福がある」と言われていますが、私に平成13年の別海競馬で悲願の初優勝、翌年の別海競馬では息子の岬樹が王国スタッフ最年少優勝(当時小学校5年生)をプレゼントしてくれました。
 今、月子は東京のあきる野の地で元気に過ごしています。勿論現役で。
 みなさん、王国に来たら月子に会いに馬丘まで足をのばしてください。そしてほんの少し勇気を出して馬に乗ってみてください。新しい何かが発見できるかもしれません。お待ちしています。                           じぃ〜
みなさん、こんにちは〜!_d0083282_15531218.jpg

by mutsugoro-oukoku | 2006-11-20 15:54