命名!
2006年 09月 21日
空を見上げると、久しぶりに青空が望めた。まさに秋晴れと言った表現がふさわしく、全天が雲ひとつとない見事な空色に染まっていた。ただ少し残念なのは、ほんの少し霞んでいる様子なので、空の高さが若干感じられないことである。大小様々な建物がひしめき合うように建ち並び、その中を人や車が縫うように動き回るこの東京の地では、北の大地でいつも見ていた雄大なスケールの青一色の風景を望むことは、少し無理があるのかも知れない。
さて、生後3ヶ月を過ぎたムムコの仔犬の名前がようやく決まった。たくさんの人たちが一生懸命に知恵を絞って、素敵な名前を考えて下さっていた。自分自身でも、あれやこれやと考えてはいたのであるが、どうもしっくりこない現実があり、これはもう、あのヒトに頼む方がいいなと言う結論に至ってしまった。
あのヒト…そう、ムツさんである。
夜話が始まるほんの少し前、仔犬を抱いて駆け込んだ。カーラやビアスもムツさんに付けて貰っているし、頼み込むのはいつものことである。
『ムツさん!こいつの名前をお願いしますよ。』
手に持ち上げられて差し出されたのは、今までグッスリ寝ていたのをいきなり起こされてキョトンとしているヘアレスっ仔。
しばし考え込むムツ氏…。
『アズにしようか?アズテック文明のアズ。』
『アズですか…?は、はい。わかりました。』
(アズって…アンズとかアズキとかいるし、結構かぶるやん…まあ、いいか〜)
『ありがとうございます!』
時間もあまりない時なので,早々とその場を立ち去った。
次の日、会う人ごとに、
『名前が決まりました。アズテック(アステカ)文明のアズちゃんです。』
と言いふらしたのは当然で、
『アズ〜!』
と呼ばれて、全身を使って愛想を振りまく仔犬の姿があった。
その日の夕方、北海道祭り&仮装大会を終えたムツ氏と遭遇。
『やまちゃん。昨日のヘアレスの仔犬だけど、マヤ文明のマヤにしよう!』
『えっ!…マヤに変更ですか?は、はい。わかりました。』
(オーソドックスにきたな〜…。これでいいのかな〜?)
『マヤの人たちはね。犬をとっても可愛がっていたんだよ。人と犬が一緒に駈けている土偶(テラコッタ)が見つかったりしているんだよ。アズテックの人たちはもう少し冷遇していたみたいだしね。』
『あ〜、そうなんですか?それならそれでマヤに決めます。ありがとうございました。』
(まあ〜納得。これで決まったな!)
次の日、またもや会う人ごとに名前の訂正を説明しながら、
『マヤ〜!』
と呼ばれても、腰を少し落として弾丸のように駈けて来る。昨日と同じ行動をする仔犬の姿を見つめながら、
『これでいいんだ…。』
と自分に言い聞かせる己の姿があった。
何はともあれ、仔犬の名前は『マヤ』に決まりました。
これから宜しくお願いします。
ヘアレスなのに、じゃぶじゃぶ池で水泳を楽々こなすマヤちゃん!『ちょっと、変な奴〜大丈夫か?』と思いつつも、将来は“海猿”の一員を目指しています!
山本 和也
さて、生後3ヶ月を過ぎたムムコの仔犬の名前がようやく決まった。たくさんの人たちが一生懸命に知恵を絞って、素敵な名前を考えて下さっていた。自分自身でも、あれやこれやと考えてはいたのであるが、どうもしっくりこない現実があり、これはもう、あのヒトに頼む方がいいなと言う結論に至ってしまった。
あのヒト…そう、ムツさんである。
夜話が始まるほんの少し前、仔犬を抱いて駆け込んだ。カーラやビアスもムツさんに付けて貰っているし、頼み込むのはいつものことである。
『ムツさん!こいつの名前をお願いしますよ。』
手に持ち上げられて差し出されたのは、今までグッスリ寝ていたのをいきなり起こされてキョトンとしているヘアレスっ仔。
しばし考え込むムツ氏…。
『アズにしようか?アズテック文明のアズ。』
『アズですか…?は、はい。わかりました。』
(アズって…アンズとかアズキとかいるし、結構かぶるやん…まあ、いいか〜)
『ありがとうございます!』
時間もあまりない時なので,早々とその場を立ち去った。
次の日、会う人ごとに、
『名前が決まりました。アズテック(アステカ)文明のアズちゃんです。』
と言いふらしたのは当然で、
『アズ〜!』
と呼ばれて、全身を使って愛想を振りまく仔犬の姿があった。
その日の夕方、北海道祭り&仮装大会を終えたムツ氏と遭遇。
『やまちゃん。昨日のヘアレスの仔犬だけど、マヤ文明のマヤにしよう!』
『えっ!…マヤに変更ですか?は、はい。わかりました。』
(オーソドックスにきたな〜…。これでいいのかな〜?)
『マヤの人たちはね。犬をとっても可愛がっていたんだよ。人と犬が一緒に駈けている土偶(テラコッタ)が見つかったりしているんだよ。アズテックの人たちはもう少し冷遇していたみたいだしね。』
『あ〜、そうなんですか?それならそれでマヤに決めます。ありがとうございました。』
(まあ〜納得。これで決まったな!)
次の日、またもや会う人ごとに名前の訂正を説明しながら、
『マヤ〜!』
と呼ばれても、腰を少し落として弾丸のように駈けて来る。昨日と同じ行動をする仔犬の姿を見つめながら、
『これでいいんだ…。』
と自分に言い聞かせる己の姿があった。
何はともあれ、仔犬の名前は『マヤ』に決まりました。
これから宜しくお願いします。
ヘアレスなのに、じゃぶじゃぶ池で水泳を楽々こなすマヤちゃん!『ちょっと、変な奴〜大丈夫か?』と思いつつも、将来は“海猿”の一員を目指しています!
山本 和也
by mutsugoro-oukoku
| 2006-09-21 00:13